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呼吸する駅
imaginary wind

JR西日暮里駅構内の空間音響『呼吸する駅』のディレクションを手がけた音響空間作家・及川潤耶による関連コンテンツです。
※本コンテンツは、ヘッドフォンでご視聴ください


諏方神社から、西日暮里駅を見下ろす。
人の気配がいつもよりずっと少なくなった街。

カタン コトン
カタン コトン

木の葉の間を心地よくこだまする電車の音。
当たり前のように淡々と線路を滑り続ける車輪のリズム。
それはやがてサラサラとした木々のささやきになり、風になり、空の呼吸へと変容していく。

Imaginary Windは、今の私たちの心にそっとよりそう「音の静寂」。
耳を澄ませて、通り抜けていく存在の行き先を想像して。
そして、外に思い切り出られるようになったら、
是非一度、諏方神社でこの音をじっくりと聞いてみてほしい。
「当たり前」の風景の中で、これまで見えなかった世界の「何か」を発見できるはずだから。